東京23区私立大学定員増加抑制に特別区長会が反発、要望書を提出

大学定員増抑制に23区反発
 東京23区内で私立大学・短大の定員増を原則として認めない政府方針を巡り、反発や戸惑いの声が広がっている。23区長でつくる特別区長会は29日、定員増抑制に反対し、学部などの新増設を引き続き認めるよう求める要望書を政府に提出した。若者の東京一極集中の是正を目指す政府と、大学誘致を街のにぎわい創出の核にしたい23区の隔たりは大きい。
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO20518170Z20C17A8L83000/

東京23区の私立大学・短大で定員増加を抑制し東京一極集中を解消する政府の規制に東京の特別区町会が反対意見の要望書を政府に提出したとの事です。
気持ちは分からないでも無いですが、反対理由を見てやはり抑制した方が良いと思いました。
この学生の東京一極集中是正は急に言い出した訳ではなく、数年前から段階的に行っており、大学側が全く無視している為に今回の規制に繋がっています。
既に大学誘致が決定しているケースや、大学誘致が街づくりの前提になっているケースに関しては政府も配慮する方向となっています。
しかし、北区企画課では「23区で定員増を抑えるだけで地方創生につながるのか」と言う意見がある様で、地方が大学誘致の街づくりをする事は無意味で有り、東京でこそ大学誘致による街づくりをするべきだと捉える事が出来る。
これは地方の現状を良く知った上での意見で有り、やはり東京一極集中は避けなければならない課題である事が窺える。
そして、反対理由として度々挙げられている意見として「特定地域への大学の立地や構成を制限することは、若年層の進路選択の機会を狭め、交流を通じた多様化の機会を奪うものであると主張。」が有ります。
東京23区の私立大学・短大の増員を抑制するだけで若年層の進路選択の機会を狭めたり多様化の機会を奪うのか?
前述企画企画課の意見をこの様に逆に言い換える事が出来ます。
東京23区内に私立大学は86校あり、私立短期大学は28校、合わせて114校の私立大学・短期大学が東京23区内に有ります。東京23区内の大学生数は46万2842人、短期大学の学生数は1万1183人。
23区内の大学生数は多いが、短期大学の学生数は学校数に比べて少ない。
そう言えば東京の短期大学である青山学院女子短大が新規の学生募集を停止していましたね。
青山学院女子短大が新規学生募集停止へ

「青短」募集停止へ ブランド校も四年制志向で受験者減少 青山学院大を運営する学校法人青山学院(東京・渋谷)は24日、青山学院女子短大の学生...
この様な状況で東京23区内の私立短大の増員を抑制するのは厳しいですから、規制をするのは四年生の私立大学だけで良いのではないでしょうか。
卒業後の就職状況では都市別ではデータが有りませんが、都道府県別として公表されており、東京都は15万2641人の大学卒業者数に対し約10%が無職やニートなど不明となっています。
非正規やパートやアルバイトなど一時的な仕事に就いた比率も高い。
あれだけ東京都に企業が集中し、人手不足となっているにも拘らず、大卒と言う学歴なのにこの体たらくとしか言いようが有りません。
必要な私立大学と必要でない私立大学は区別して考えなければならず、単なる学力の低い学生の受け皿的な大学を不認可とする時期に来ているのかも知れませんね。