世帯年収低い家庭は希望大学への進学は難しい?仕送り減らし地元大学へ進学

大学の費用が負担となり、子供に希望大学への進学を叶えてあげられなかったと答えた親が33.5%と言う連合の調査結果がありました。

子供に希望大学への進学を叶えてあげられなかったと答えた親の世帯年収で最も多いのは、世帯年収が低い200万~400万円未満の層で61.6%。

しかし世帯年収200万~400万円未満で大学進学までさせている訳で、たとえ希望大学でないとしても子供としては本当に有難いのでは無いでしょうか?

世帯年収200万~400万円未満ですよ?かなり切り詰めている事でしょう。

もちろん奨学金制度を利用する家庭の世帯年収も低くなっており、返済義務のある奨学金の平均額は301.8万円。自宅以外で大学通学をしている274人に対する仕送りの年平均額は0円を除くと93.2万円。

親もただでさえ低い収入ですので、仕送りも厳しく、東京や大阪など都会にある大学へ進学するのは辞めて地元大学へ進学する選択が多くなっているそうです。

大阪はともかく東京の家賃は高いですからね。わざわざ東京の大学へ進学する理由も考えものです。地元の国公立大学へ進学出来たのであれば、それはそれで良いと思います。

親が負担と感じる事もそうですが、子供もアルバイト漬けになりたくないと考えている様で、地元大学へ進学したかった大学進学者は約3000人の49%ですので、約半分は地元志向だったとなっています。

東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城と言った首都圏の大学へ通う1人暮らし大学生の平均仕送り額は月額8万6700円、家賃平均は6万1200円。
全国で見ると仕送り額は月額平均7万1440円。

大学生のアルバイト収入は大体月2万5000円から3万5000円程度となっており、大学生の平均月収は奨学金と仕送り含めて月9万5000円から12万円程度となっています。

こうしてみると、地方から都内の私立Fラン大とか行っている場合では無い事が良く分かる。・・・が、Fラン大と本人が自覚しているとアルバイトで稼げるので、意外に家庭の負担は少なくなるかも知れませんね。