学歴フィルターで優遇される大学と冷遇される大学

学歴によって新卒採用で優遇されたり冷遇されたりする事を最近では学歴フィルターと呼んでいるそうです。

そんな学歴フィルターに関する事を見ていきましょう。

学歴フィルターとは

学歴フィルターとは、企業が新卒採用の選考において特定の大学のみのエントリーシートや応募を受け付ける事を指しています。

企業が学歴フィルターを行う理由として、大量の応募者を絞り込む、これ迄に採用した人材の活躍度合いで特定の大学を絞り込む、この2つが挙げられています。主に前者が多く後者は新卒採用担当による。

基本的に学歴フィルターは企業側が行っている事ですので就職活動を行なっている学生側は知らないはずが、ここ数年で就活生側が学歴フィルターという言葉を用いている事から既にバレている様です。

HR総研とみんなの就職活動日記が共同で学歴フィルターに対するアンケートを取った処、旧帝大・早慶クラスの学生が学歴フィルターが有ると答えており、冷遇されている大学の学生よりも優遇されている大学の学生の方が学歴フィルターに気付きやすい事が分かります。

「学歴フィルター」で振るい落とす採用事情
http://news.livedoor.com/article/detail/13578551/

学歴フィルターは有るのか無いのか

実際に企業の学歴フィルターが有るか否かで言うと「有り」ます。

有名企業や人気企業の学歴フィルターもそうですが、大学名などのブランド大学に拘っている企業は幾つも在ります。

有名企業や人気企業でも大量採用を行なっている企業では、学歴フィルターと入社後の研修という名の「ふるい」が待っています。

就ける職種も学歴フィルターによって限定する会社もあります。

学歴フィルターに引っ掛かる大学

低学歴はもちろん高学歴でも学歴フィルターがありますし、国公立大学でも私立大学でも学歴フィルターはあり、文系でも理系でも学部でも学歴フィルターに引っかかります。

学歴フィルターで優遇されている大学として旧帝大・早慶クラスよりも、GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)・関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)クラスと書かれており、MARCHに学習院を加えてGMARCHとなっています。

大学群を作りグループ分けする事で学歴フィルターも使いやすくなりますが、これら大学群の学歴フィルターは文系学生の事ですね。

旧帝大・早慶クラスとされていますが、旧帝大と早慶クラスでは旧帝大を採用する企業が多く、早慶クラスでは学部によっては学歴フィルターで引っかかる事があります。

この様に、どの大学に行っても学歴フィルターは有ります。

旧帝大・早慶クラス、GMARCH、関関同立などの大学群よりも優遇する大学も多くありますので、あまり気にしない方が良いでしょう。

理系の学歴フィルター

文系は専門性がない就活生が多く人数も多い為、学歴フィルターにひっかりやすいですが、逆に理系就活生は余程の事がない限りエントリーシートも応募も受け付けてくれますので学歴フィルターはないと考えて良いでしょう。

理系は採用に直結する事はご存知だと思いますし、企業側も専門性を持った学生が欲しいので書類選考では不採用にせず、面接を重視する傾向となっています。

この様な理由から理系の学歴フィルターは、大学群や大学名ではなく専攻分野である学部や学科となります。

学部卒か修士か博士かで学歴フィルターとする会社は極めて少数であり、むしろ早く入社して欲しいので学部卒が優遇される事もあります。

会社の事業に無関係な学部や学科からのエントリーシート受付や応募は慎重になる企業は多く、一応面接して話を聞く事もありますが学歴フィルターとしてしまう会社も多いです。

学歴フィルターがないのに無職の理系高学歴

文系学生は選ばれる立場である事は変わりありませんので、どれだけ少子化や人手不足となり売り手市場となっても学歴フィルターに掛けられる訳ですが、選ぶ立場となった理系学生は上場企業だろうが何だろうが、行きたくない業界、やりたくない職種を無視する理系就活生が多いです。

学歴フィルターならぬ企業フィルターとでも言いましょうか、プライドや自己評価が異常に高く、いわゆる意識高い系理系就活生を良く見ます。

不採用の連続になる事も稀ですので最終的には入社したりもしますが、大学院へと進学する学生が多い理由は上場企業だろうが何だろうが、行きたくない業界、やりたくない職種を無視した結果であり、無職となる理系の高学歴が多い理由でもあります。

学歴フィルターがないからと言って調子に乗るのは辞めましょう。

学歴フィルターの崩壊

学歴フィルターも少子化や人手不足によって売り手市場が継続しますので崩壊の一途となっています。

学歴フィルターにかけていたら応募者がいなくなってしまった何て事もありますから。

どの会社も学歴フィルターがあった時代は終わり、今は応募者多数となる人気企業や有名企業のみが学歴フィルターを使っている位です。

後は学生を選んでいる立場だと勘違いした会社が学歴フィルターを使っているくらいでしょう。

学歴フィルターを調べる方法

学歴フィルターについて様々な知識を得たと思いますが、実際に自分が学歴フィルターがかかっているかどうかを知るには就職エージェントとOBOG訪問マッチングアプリが良いでしょう。

まず有名どころの就職エージェントに登録してみて下さい。

就職エージェントneo
就職エージェントneo

JobSpring(ジョブスプリング)
JobSpring(ジョブスプリング)

登録できましたか?
実は就職エージェントには、就職エージェントに登録できる大学と、就職エージェントに登録できない大学があります。
これが学歴フィルターであり簡単に自分が学歴フィルターに引っかかっているか確認できます。

就職エージェントでも学歴フィルターは分かりますが、OBOG訪問マッチングアプリでも学歴フィルターが確認できます。

まず有名どころのOBOG訪問マッチングアプリに登録して下さい。

同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」

登録できましたか?
実は・・・もうお分かりだと思いますが、OBOG訪問マッチングアプリにも学歴フィルターがあります。

Fラン大でなければ基本的には学歴フィルターに引っ掛かる事はないでしょう。