QS世界大学卒業後就業能力ランキング、新卒採用がある日本の大学の順位は?

THE世界大学ランキングの次はQS(Quacquarelli Symonds)の世界大学ランキングの卒業生の就業能力ランキング2018が発表されています。

この大学卒業後の就職能力ランキングは、雇用者評価、企業と学生のコネクション、OB/OG就職支援、大学の就職支援、就職率で評価を付けています。

トップ10の大学は以下の通りとなっています。

QS世界大学卒業後就業能力ランキング(トップ10)

  1. スタンフォード大学(2位・米国)
  2. カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)(33位・米国)
  3. ハーバード大学(3位・米国)
  4. シドニー大学(50位・豪)
  5. マサチューセッツ工科大学(MIT)(1位・米国)
  6. ケンブリッジ大学(5位・英国)
  7. メルボルン大学(41位・豪)
  8. オックスフォード大学(6位・英国)
  9. カリフォルニア大学バークレー校(UCB)(27位・米国)
  10. 清華大学(25位・中国)

日本の大学は以下の大学がランクインしています。カッコ内はQS世界大学ランキングの順位となります。

QS世界大学卒業後就業能力ランキング(日本)

  • 14位 東京大学(28)
  • 26位 早稲田大学(203)
  • 45位 慶応義塾大学(192)
  • 53位 京都大学(36)
  • 57位 東京工業大学(56)
  • 76位 大阪大学(63)
  • 90位 名古屋大学(116)
  • 111-120 北海道大学(112)
  • 141-150 九州大学(128)
  • 151-160 筑波大学(250)
  • 151-160 一橋大学(421-430)
  • 161-170 東京理科大学(701-750)
  • 161-170 東北大学(76)
  • 201-250 広島大学(322)
  • 251-300 金沢大学(551-600)
  • 251-300 神戸大学(351)
  • 301-500 千葉大学(501-550)
  • 301-500 大阪府立大学(701-750)
  • 301-500 立命館大学(801-1000)
  • 301-500 横浜国立大学(751-800)

世界大学ランキングの評価方法

THE世界大学ランキングの結果を見た後だと日本の大学は就職状況に関して非常に良い評価をされていると感じると思います。

しかし、日本の大学にはご存知の通り新卒採用なるシステムが存在しており、この結果は逆に悪い評価です。本来なら上位を独占しなければならない。しかも総合ランキングよりも順位を下げている大学もある。

冒頭の評価項目を全て記載されている大学が早稲田大学と名古屋大学しかありません。

神戸大学は大学の就職支援、大阪府立大学と横浜国立大学は企業と学生のコネクションのみしか評価が記載されていません。

大学側が公表していないのか何なのか、それにしても1つや2つでランクインしてしまうのです。

就職に関しては日本の大学は非常に良いですから日本の大学が上位独占してしまいますからね。

THEやQSのランキングが大きく報道される様になったのも、ここ数年ですから大学側は気にもしていないでしょう。何しろ2016版では東大すら入っていない。

国際競争力は確かに日本の大学は弱いかも知れない。

しかし、就職のしやすさに関しては譲ることが出来ない。
最近では何処ぞの国に気を遣う機関も多く、THEやQSを気にしても無意味だと思われる。

今後、これらランキングに関して記載しないことにする。