就職活動と言えば、今なら就活エージェントと就活ナビサイトでの就職活動をしている就活生が殆どだと思います。
以前の様な大学の就職課やキャリアセンターで新卒採用の求人を見て応募する時代とは全く異なり、就活ネットサービスを含めた就活が主流となっていますね。
そんな現在の就職活動の中でも就活エージェントが伸びており、就活ナビサイトと比較しても遜色ない内定を得る事が出来る様になっています。
企業側も就活ナビサイトでの新卒一括採用では見えない就活生の適正を就活エージェントで見極めようとしており、就活生と企業からは就活エージェントの評判も良いです。
少し前の有名就活ナビサイトの件で就活ナビサイトの評判は悪くなってしまいましたが、就活ナビサイトも複数ありますので就活ナビサイト自体が廃れた訳ではありません。
就活エージェントと就活ナビサイトを比較して、希望する会社へ就職しましょう。
就活エージェントと就活ナビサイトの求人企業数を比較する
まずは就活エージェントと就活ナビサイトの求人数を比較してみましょう。
就活ナビサイトでエントリー受付している企業数の比較
就活ナビサイトとしては大手3社に殆どの就活生が登録していますので、この3社の就活ナビサイトで求人のエントリー受付している企業数を比較してみると以下の通りになります。
- A社約25000社前後
- B社約20000社前後
- C社約3000社前後
就活ナビサイトでエントリー受付している企業数も頭打ちとなっており、これ以上は企業数も増えないでしょう。
大手就活ナビサイトで上記の求人企業数ですので、他の就活ナビサイトは更に少ないと言う事です。
就活エージェントでエントリー受付している企業数の比較
就活エージェントにある求人企業数を比較すると分かりますが、就活エージェントは数千社前後の求人企業数が多いです。
非公開求人企業数も含めると相当数の企業が就活エージェントを利用している事が分かりますね。
実は就活ナビサイト大手3社にも就活エージェントがありますが、就活ナビサイトよりも求人企業数が多い就活ナビサイトがあったり、特定の優良企業や人気企業のみ就活エージェントで受付を行なっていたりします。
この様な事から、就活エージェントの求人企業数は単純に比較する事出来ませんが、常時数千社以上の求人企業数はあると考えて良いでしょう。
求人企業の質を比較する
次に就活エージェントと就活ナビサイトに掲載されている求人企業の質を比較してみましょう。
就活ナビサイトはサイトの性質上、優良企業からブラック企業まで登録している企業は掲載されており、就活生自身が求人企業を調べます。
就活エージェントは特定企業や特定業界に特化している事が多く、大手企業や上場企業のみの就活エージェント、ベンチャーやスタートアップのみの就活エージェント、高年収や外資系企業のみの就活エージェント、優良中小企業のみの就活エージェント、各業界企業のみの就活エージェントなどがあります。
どの様な仕事や業界へ就きたいのかによって就活エージェントから紹介される求人企業が変わってきます。
就活エージェントと就活ナビサイトの特徴を比較する
次に就活エージェントと就活ナビサイトの特徴を比較してみましょう。
面談場所を比較する
まず就活エージェントと就活ナビサイトの面談場所を比較してみましょう。
就活ナビサイトに登録しても面談はありませんが、就活エージェントは登録後にキャリアアドバイザーなどと面談する必要があります。
就活エージェントの面談場所は徐々に拡大していますが、首都圏、関東・関西、都市部のみ、中には東京本社のみなど様々です。
面談場所が遠い場合はビデオ面談やスカイプ面談が用意されていますが、1度はアドバイザーと実際に会って話をする事が前提となっている就活エージェントが多いです。
就活エージェントの利用者が増加しているため、登録後の面談場所も拡大しており、就活エージェント側も対応してくれる場合があります。
エントリー方法を比較する
次に就活エージェントと就活ナビサイトのエントリー方法を比較してみましょう。
就活ナビサイトでエントリーするには、全て就活生自身で行う必要があります。
就活ナビサイトにはエントリーシートの作成例や面接対策のコンテンツが用意されており、それらを見ながら応募企業の選択から、エントリーシートの作成、選考日時のスケジュール調整に、採用面接対策も全て自分で行います。
就活スケジュールに沿っているため、就活スケジュールに沿ったエントリー期間を過ぎた場合には当然エントリーできません。
就活エージェントでエントリーする場合、エントリーシートの作成や面接対策をアドバイザーが添削してくれます。
就活エージェントではエントリー方法も様々で、紹介された数社の求人にエントリーする場合や、求人企業の一覧からエントリーしたい企業をアドバイザーと相談しながら決めていく事が多くなります。
就活エージェントでは、どの会社にもエントリーできる訳ではない事が就活ナビサイトと異なります。
選考方法を比較する
就活エージェントと就活ナビサイトのエントリー後の選考方法を比較してみましょう。
就活ナビサイトでの選考方法は基本的にエントリー方法と同じで、選考日程の調整から合否の連絡まで就活生自身がリクルーターと行います。
就活エージェントでの選考方法は、日程調整から内定までアドバイザーと一緒に行います。
リクルーターは不採用の場合には去りますが、アドバイザーは不採用になった理由なども教えてくれる事が多いです。
リクルーターかアドバイザーかの違いですね。
内定までの期間を比較する
次に就活エージェントと就活ナビサイトを利用した際の内定を得るまでの期間を比較してみましょう。
就活ナビサイトでの選考は基本的に就活スケジュールに沿っている企業が多いです。
就活エージェントでの選考は、就活ナビサイトよりも短い期間で内定が出る事が多いです。
選考期間は就活エージェントの方が短いと考えて良いでしょう。
内定率を比較する
次に就活ナビサイトと就活エージェントの内定率を比較していきましょう。
就活ナビサイトの内定率
就活ナビサイトは就活生自身がエントリーする企業を選ぶので、志向や能力的に無理な会社にもエントリーしてしまいがちです。
大手企業や有名企業のなかでも最も上位に位置する人気企業しか知らない就活生も多いですので、何社も不採用になる場合もあります。
その為、就活ナビサイトでは何十社もエントリーする就活生も多いですから、内定率として見ると就活ナビサイトでの内定率は非常に低いです。
就活エージェントの内定率
内定までの選考期間が短い就活エージェントですが、何故選考期間が短いのかと言うと、就活生に合った企業の求人を紹介してくれるからです。
企業がどの様な人材が欲しいかをアドバイザーが把握している為、この就活生ならこの企業が良い、あの就活生ならあの企業が良い、もしくはAIマッチングで様々な項目がマッチングした企業と就活生を、と言う感じです。
ですので就活エージェントの内定率は非常に高く内定率90%以上の就活エージェントが多いです。
昨今の新卒内定率を見れば分かると思いますが、あの様になっているのは就活エージェントを利用する就活生が多くなったからです。
就活エージェントと就活ナビサイトの比較まとめ
就活エージェントと就活ナビサイトの比較をしていきましたが、特徴は把握できたと思います。
要は、就活ナビサイトは就活生自身が、就活エージェントはアドバイザーと、それぞれ就活を行うと言う事です。
高学歴で自信がある就活生は就活ナビサイト、低学歴で自信がない就活生は就活エージェントと思われがちですが、就活ナビサイト自体が就活エージェントサービスも行なっている事を考えたら分かる通り、ハッキリ言って就活エージェントを使って下さいと言う事です。
高学歴で自信満々の就活生が無い内定で、低学歴で自信がない就活生が複数内定が出ている現状を見て、高学歴就活生が就活ナビサイトから就活エージェントに切り替えた為、一気に就活エージェントが増えているのです。
大量の企業が掲載されている就活ナビサイトに掲載してもエントリーすらない優良企業は非常に多く、個別に就活生に合った優良企業を紹介してくれる就活エージェントが重宝されるのは当然でしょう。
就活エージェントは学校推薦や教授推薦と同じ事
就活ナビサイトでは就活生同士が馴れ合いで就活を進めるのに対し、就活エージェントは学校推薦や教授推薦と同じ様な事と考えると分かりやすいでしょう。
学校や教授がコネを使って特定企業に就活生を紹介する事と、就活エージェントが就活生に合った企業を紹介する事のどちらが良いかと考えましょう。
ですから、就活エージェントは就職ナビサイトは比較対象とはならず、むしろ学校推薦や教授推薦と比較した方が良いでしょう。
内定辞退について
一応書いておきますが、学校推薦や教授推薦で内定辞退をすると大学側から迷惑がられます。中には内定辞退できない推薦もあります。
就活エージェントで内定辞退をしても問題なし。
殆どないですが、エージェントの反感を買って企業を紹介してくれなくなっても、他の就活エージェントを使えば良いだけです。
おすすめの就活エージェントは?
おすすめの就活エージェントや就活エージェントの評判を知りたがる就活生が多いですが、おすすめの就活エージェントや就活エージェントの評判は就活生毎に異なります。
就活ナビサイトや就活エージェントなど就活に必要な事や物に関しては、『就活に必要なこと必須なもの』を参照して下さい。
就きたい仕事や業界によっておすすめする就活エージェントも異なれば、就活生の能力によっては就活エージェントから紹介される企業の求人も異なると言う事ですね。