看護師の就職は総合病院と大学病院、保育所と介護施設、自治体や企業などを比較する

看護師の就職先選びに変化 プロに聞いた失敗しない選び方
 看護師の資格を生かして、活躍できる職場はたくさんあります。自分に合った職場をどのように選んだらいいのでしょうか? 週刊朝日ムック『看護師になる2016』で紹介した、最新事情と看護師の就職に関するプロ、木村雅人さんによる就職先選びのポイントをお教えします。
http://dot.asahi.com/dot/2016042800444.html

前回記事では看護系大学や専門学校の学費を比較しました。

看護師資格取得に必要な学費、専門学校と大学の私立・国公立、3年制と4年制で比較

看護師資格を取得したら次は当然就職先を選ぶ訳です。

看護師の就職先は大抵附属の病院ですが、総合病院と大学病院、保育所と介護施設、自治体や企業など就職先選びも結構多いです。しかも国家試験と就職活動が重なって忙しくなります。

そういった理由もあって最初の就職先は附属の病院とする訳ですね。まずは看護師資格取得を優先する。研修で大体の雰囲気は掴めていると思うので、あとは診療科目と福利厚生など待遇面、そして勤務形態で選ぶ事になります。

診療科目の選択も最初からコレだ!と思っていても途中で意識が変わったりしますし、病院にもよりますが基本的に人手不足であれば希望の診療科目へ配属や異動できますので、そこ迄固執する必要は無いと思います。希望の診療科目で無くとも経験が無駄になる事は一切有りません。

そして、病院は企業よりも情報が少ないので、インターン・研修で良く見ておかなければなりません。2交代制なのか3交代制なのか、夜勤が何日続いて休日は?などなど。

総合病院と大学病院では面接の際に説明をしてくれますから、まずは経験を積む事を優先した方が良いでしょう。

臨床経験を積むと、就職先の選択肢も増えてきます。要は保育所や介護施設と言った福祉施設、自治体や企業などの求人にある臨床経験何年以上も応募できる様になります。

最初から福祉施設、自治体や企業などのお抱え看護師となってしまうと、それ専門の看護経験のみとなってしまうので、転職は意外と厳しくなる場合も有ります。

やはり、最初は総合病院か大学病院で経験を積むことが望ましいと思いますよ。