就職氷河期世代が今の就活生を羨ましいと思う気持ちを唯の底辺と自己責任で片付けてしまう

就職氷河期世代の人が現在の新卒内定率などを見て羨ましい気持ちを投稿したところ、就職氷河期でも優秀な人は内定を何社もとっていた、底辺が時代のせいにしているだけ。

SNSや掲示板では、就職氷河期世代を自己責任で片付けてしまっています。

就職氷河期世代は自己責任ではない

言いたい事は良く分かりますが、何でもかんでも自己責任で片付けてしまっては何の発展も無く、何の改善も見当たらない。そもそも就職氷河期世代は自己責任では片付けられない。

就職氷河期を招いたのが自分達ならば自己責任とも言えますが、そうでは有りません。

適正な評価がされなかった氷河期世代

優秀な人材が潰されたり適正な評価をされなかったのも就職氷河期世代です。

情報が多い少ないは特に関係無く、内定何社も関係無く、とにかく採用人数が少なく、求人自体が殆どない状態が続いていました。

その場合、幾ら優秀な人材でも働く場所が無ければ落ちぶれてしまうのは仕方のない事です。

起業して云々とか何のネットメディアを見たのか本を読んだのか知りませんが具体的に何割なのでしょうか?

氷河期世代と現在の雇用情勢を比較するだけでなく、もっと大きな視点となる労働環境、経済状況を見た上で判断して欲しい。

無責任な自己責任論は繰り返す

今ですら何の救済措置も取られておらず無かった事にされています。

確かに早々と諦めてしまった方もいますが、転職を何度もしたりと必死になっている人達を自己責任と突き放すと何れ自分達に跳ね返ってきます。

これは間違いないですから注意した方が良いです。

企業側に法令遵守、働きやすい職場環境を求める動きから、最近では単純に自分がラクをする事だけを求める意見をよく見る様になりました。

この様な意見が多くなっていると言う事は、近いうちに必ず社会情勢の変化が起こります。いや、既に始まっています。

見下した発言をするよりも、その様な時代が何度もあり前例が実際に有る訳ですから、今後も同様の事が起こり得ます。

その時に底辺は自己責任とか言われない様に気を引き締めておきましょう。