ゾンビ企業に続いてゾンビ大学発生、平成と共に解散しましょう

ゾンビ大学とは?

近頃ゾンビ企業という名称を見かける様になりましたが、ゾンビ大学も出て来始める時期となりました。

2018年は大学淘汰時代の到来と呼ばれましたが、募集停止に陥る大学は多いものの潰れて解散した学校法人は多いとは言えない。

ゾンビ企業は銀行や政府によって支援され延命措置が取られた結果ですが、ゾンビ大学は誰の支援によって延命措置が取られるのでしょうか。

丁度良い事例として先日の東京福祉大学を見てみたい。

“元総長のもうけ主義”原因/東京福祉大留学生不明 元教授ら会見

3年間で約1400人の留学生が所在不明になっている東京福祉大学の元教授らが10日、文部科学省内で記者会見し、留学生の大量“失踪”を招いた原因に、大学を牛耳る元総長のカネもうけ主義を指摘しました。

http://news.livedoor.com/article/detail/16299611/

外国人留学生による大学の延命は以前から危惧されていましたが、まさか留学生の管理すらしていない事に驚いた方も多いと思います。

この留学生の所在不明問題は東京福祉大学に限らず、日本語学校などでも多発しており、文科省も今頃調査を開始しています。

ゾンビ学生とは?

ゾンビ企業が多数となった結果を見れば分かるとおり、ゾンビ大学が多数となるとゾンビ学生も大量発生しますよね。

既に就職したくないが為に大学院へ進学し、延々無職となっているゾンビ学生もいますが、更に増えるのではないでしょうか。

東京福祉大学や日本語学校の例を見ても分かるとおり、何も教えていませんし、学んでおらず、働く気がない訳ですからゾンビ学生になるのは当然かも知れません。

ゾンビ大学は平成と共にさようなら

この様な事例を見ると募集停止や解散をする学校法人は逆に良い学校と呼べる。

ゾンビ企業にしてもゾンビ大学にしても、やはりバブル期が日本と言うか現在の日本人に重しとなってのし掛かっている気がします。

もうすぐ年号が平成から令和に変わろうと言うのに、いつまで昭和の一部時期の事で悩まなければならないのだろう。

人手不足とよく言いますが、大学側も人材に乏しくなっており、幾つか学校法人を解散する事で人的資源を集約する事もでき、新たな教養や研究も可能になる。

それこそがイノベーションであり、日本がイノベーションで遅れをとっているのも無理に延命して何も変わらないからでしょう。

文科省は経営難の私大・学校法人に対して募集停止や廃止、解散を要請する事を発表しています。

しかしながら、それらはゾンビ大学を大量発生させる可能性も非常に高いのです。

補助金によってゾンビ大学を大量発生させるくらいならば、解散した学校法人の人材を活かし新たな専門職大学への登用や、人手不足の国公立大学への登用なども考えて欲しいものです。