鉄道業界へ就職を希望する学生は多いですが、高校生時点で鉄道業界への就職に強い短期大学と専門学校を知っている学生は少ないです。
そもそも鉄道に関連する学科が設置されている短大・専門学校は少ないですので知らないのも当然かも知れません。
しかしながら鉄業界への就職を希望するのであれば知っておいて損はありませんので見ていきましょう。
東京交通短期大学の学費と就職率
学校法人豊昭学園が運営する短期大学である東京交通短期大学は知っていますか?
何度かテレビ番組などで紹介されていた事もありますので、ご存知の方も多いかも知れませんね。
東京交通短期大学は、短大・大学の中で唯一運輸科がある大学として知られており、鉄道運転シミュレーターが設置されています。
ですので東京交通短期大学以外で鉄道関連学科が設置されているのは専門学校となります。
東京交通短期大学運輸科の定員は80人で、その内30人以上(2018年度)が卒業後の就職先はJRや公営など鉄道業界へと就職しており、全般的な就職率は95.2%(2018年度)となっています。
東京交通短期大学は良く学費が安いと言われていますが、公立短大より少し高く、他の専門学校よりも少し安い学費と考えて良いでしょう。
阪神自動車航空鉄道専門学校の学費と就職率
学校法人兵庫科学技術学園が運営する阪神自動車航空鉄道専門学校には鉄道システム学科があります。
鉄道システム学科では工学を中心にカリキュラムが組まれており、どちらかと言えば理系や技術系と考えれば良いでしょう。
阪神自動車航空鉄道専門学校にも鉄道運転シミュレーターが設置されています。
阪神自動車航空鉄道専門学校の就職率は98.7%(2018年度)となっており、鉄道システム学科の就職先はJR・公営の鉄道会社の他、車両関連の会社もあります。
学費は技術系の私立専門学校としては平均的な学費ですが、東京交通短期大学より高いです。
阪神自動車航空鉄道専門学校以外にも鉄道関連学科のある専門学校はいくつかあり、学費もそれぞれ異なります。
鉄道業界といっても車掌系や旅行サービス系、整備や設計など幅広くあり鉄道会社にも同様のグループ会社があり、鉄道会社以外にも車両やシステム、もちろん旅行会社もあります。
鉄道業界で何をやりたいのかを決めた方が学校も選びやすいですね。