OB訪問はいつする?それとも一切しない?

大学に入学した直後からOB訪問サイトやアプリに登録して様々な質問で不安を解消している学生が紹介されていました。

高校卒業直後にOB訪問に登録。大学1年生から「就活への恐怖」と「将来不安」
https://www.businessinsider.jp/post-168592

OB訪問サイトやアプリと言えばビズリーチ・キャンパスが有名です。

同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」

以前にも紹介しましたが、覚えていますでしょうか。

ビズリーチ・キャンパスでOB訪問、評判は企業に良く三井物産も導入
http://studyup.s1001.xrea.com/archives/8810256.html

ビズリーチ・キャンパスは大手企業の社員と有名大学の学生をマッチングさせるOB訪問サービスとなっています。

冒頭の記事内で紹介されているOB訪問ネットワークサービスもビズリーチ・キャンパスでした。
前回紹介した時よりも専用サイトを開設している大学数が多くなっていますね。
更に登録者数が1万6000人から5万7000人へと爆発的に増加しています。

学生がOBに対して行なっている質問として、
「どうやって内定を得たのか」
「男でも育休は取れるか」
「どのようにインターンを選んだのか」
「仕事で大学時代の経験が生かせない場合、大学はどういう場所であるべきか」
などとされており、なぜ大学一年生の時点でOB訪問をするのかは「不安」とされています。

様々な報道で3年後に迫っている就職に対する「不安」、就職後の職業に対する「不安」、漠然とした将来的な「不安」。同じ不安でも個人によって千差万別です。

OB訪問によって、その不安は解消できる訳ではありませんが、講義中に寝そべって盗撮しているより遥かにマシです。

以前の様なOB訪問では最近ハラスメント被害にあう事も有り、ビズリーチ・キャンパスの様なOB訪問サイトに登録した方が安全とも言えます。

マニュアルがないと動けないタイプだと思いますが、18歳や19歳時点では参考書も必要でしょう。
いや、幾つになっても参考書は必要であり、楽である。
登録企業側も精鋭を送り込んで「この人みたいになりたい!」と思わせる様にしています。
業務もありますし、そんな何時間も何回もOB訪問できない事もレアな感じです。

OB訪問サイトに登録したからと言って就職活動が有利に働く訳では有りませんが、うす〜〜〜いコネクションは手に入るでしょう。

しかし、全大学生数は約200万人程度ですから、ビズリーチ・キャンパス以外のOB訪問サイトに登録している学生合わせても多くはOB訪問をしていない事になります。

前述の通り有名大学限定と言う事も関係していますが、OB訪問の必要性を感じていない学生も多いと言う事になりますね。

前回投稿でも書きましたが、就職率98%でも国立大学卒業生の約半数程度は就職を希望せずとなっており、大学院へ進学をしたと考えられます。
2年か4年か6年か課程は様々ですが、流石にそう言った学生は大学一年生で就職の事は考えないでしょうし、研究職に就きたい学生が多い訳ですから大学に在籍している事自体がOB訪問の様な事ですね。

Dランク大、Eランク大、そしてFランク大などへ進学した学生は大学一年生や二年生は遊ぶものと考えているでしょうし、そもそも就職に関してあまり深く考えていないでしょう。
D、E、Fラン大は就職できないと言う事ではなく、逆にD、E、Fラン大は就職先が殆ど決まっていると言う事です。

要は就職先の選択肢が少なくOB訪問が殆ど意味をなしていないと思っている学生が多いのでしょう。

OB訪問サイトが有名大学限定の理由が理解できると思います。

冒頭の記事に戻りますが、
「MBAをとってマイクロソフトに就職したYouTuberが好きで」
「YouTubeを見ていると、みんな成功している。ああいう風になりたい」
「志望していない大学に来てしまったので、悩んでいて、あらゆる機会を見つけては飛びついています。長期インターンを見つけたり、ほかの大学のサークルを探したり、とにかく良質なコミュニティに入りたいです」
この様な理由でOB訪問サイトへ登録している方もいるそうです。

同じ様な考えを持っている方はいらっしゃいますか?
騙されやすく詐欺被害に遭いやすいので気を付けて下さいね。

そもそも上記の様な考え方であればOB訪問する必要はなく、既に答えを自分で述べています。

MBA取得してマイクロソフトに就職してYouTuberになれば良いですし、YouTuberとして成功すれば良いですし、良質なコミュニティが何か分かりませんが、多分この方は華やかな業界に憧れているでしょうから、そう言った業界へ就職出来るようにすれば良いでしょう。

OB訪問は心理カウンセリングとは異なりますから、その点は間違わない様にしましょうね。