学歴コンプレックスを発症しやすいのは若い世代ではなく、中高年の方が学歴コンプレックスに陥る事が多いです。
若い頃には気づかなかった学歴コンプが、中年や高齢者になって初めて学歴コンプレックスを持っている事に気づくのです。
今や誰しもが大卒であるのに対して、中高年世代では誰しも大卒ではありません。
したがってFラン大でも大卒と聞くと、我々の時代はー、今の若者はー、Fランがーと学歴コンプレックスを発症してしまうのです。
更に、中高年世代には学閥がありましたので、東大は全ての大学を見下し、京大は東大を敵視し、早大と慶大は身内でしか仕事せず、とにかく出身大学だけで判断する学歴コンプレックス丸出しの人が多いのです。
高学歴でも低学歴でも学歴コンプレックスになってしまうのです。
先日も世界的な大手自動車メーカーや世界的な大手電機メーカーで学歴コンプレックス丸出しの発言をしてパワハラ認定されています。
「学歴ロンダリングだから」なんて言葉は学歴コンプレックスがなければ出てきませんし、高学歴ばかりパワハラしていた低学歴上司なんて事もバレています。
どちらも中高年上司が学歴コンプレックスを発症してパワハラしています。
世の中のパワハラは学歴コンプレックスが原因でしょう。
「高学歴な癖に使えない」と企業の経営者は言いますが、高学歴を使いこなせていないのです。
俺は上司だー、俺は先輩だー、俺は1日先に入ったんだーと、良くわからない吉本工業のお笑い芸人レベルの学歴コンプレックスを発症してしまうのです。
もちろん使えない高学歴はいますが、「学歴ロンダリングだから」とか「高学歴な癖に使えない」なんて言葉で言う必要ないのです。そしてその使えない高学歴も他の会社では優秀な人材と呼ばれるのです。
どんな経験豊富で優秀な人材でも仕事の流れなどは会社毎に異なりますから、教えて貰わないと当たり前ですがミスをします。ミスすることを分かっていながら教えないのです。
この様に中高年の学歴コンプによって若い世代が学歴コンプを発症してしまうのです。
そうやって育てられてしまったのです。
全てのパワハラは学歴コンプに通じると考えて良いでしょう。
何とこの学歴コンプは日本人だけでなく外国人も発症します。
こちらも多分に漏れず若者世代ではなく中高年世代が発症する事が多くなっており、外資系企業の癖に学歴フィルターまで用意する始末です。
この様に若い世代の学歴コンプレックスは、中高年世代による学歴コンプレックスが原因で発症しているのです。
就職氷河期世代でボロボロになった人に高学歴や優秀な人材が多い事も興味深いと思いませんか?
氷河期世代が丁度就職活動や転職活動をしている時期は学閥が未だあった時期と重なっており、不況だけが就職難の原因ではない事が分かる良い事例です。
年功序列の終身雇用で育ってきた中高年世代が中心の会社では、学歴コンプなどにより正当な評価制度ではありません。
ここまで中高年の学歴コンプを書きましたが、要はマウンティングしたいのです。
学歴コンプレックスはマウンティングの一種に過ぎません。
とにかく負けず嫌いな人や評価と実力が合っていない人ほど周囲を見下しマウンティングを始めてしまうのです。
マウンティングする事で周囲に認めて貰いたかったり、責任を擦りつけようとしてしまうのです。
就活や転職における面接で、面接官が何かを見下した様な発言を行った場合には学歴コンプ持ちの可能性が高いですので注意しましょう。
就職氷河期世代の二の舞になってはいけません。